心理学に関心がある方なら、「アドラー心理学」について聞いたことがあるのではないでしょうか。
今回は、アドラー心理学とは何なのかを見ていきましょう。
▼人の心理を紐解くアドラー心理学とは
アドラー心理学とは、心理学を学ぶ上でよく知られた思想のことを言います。
■アドラー心理学の基礎は自己啓発
「アドラー心理学」とは、19世紀に独自の観点から個人的心理学を確立した、アルフレッド・アドラーが考え出した思想です。
この思想をまとめた書籍のことを「アドラー心理学」と呼んでいます。
アドラーと同じ時期に心理学の研究をしていたのが「精神分析学の創始者」と呼ばれるフロイトです。
アドラーとフロイトは一時期、共に研究をしていましたが、互いの考え方の違いから袂を分かちます。
その後、アドラーは個人の心理学をより深く研究し「自己啓発の父」と呼ばれるようになったのです。
■アドラー心理学が伝えていること
アドラー心理学では「人生の嘘」を否定します。
「人生の嘘」とは「何かのせいでうまくいかなかった」、あるいは「何かが原因でこうなった」といった考え方です。
アドラーはこうした考えを、自らの人生の選択肢を他人に委ねた状態と断言しています。
たとえ物事がうまくいかなかったとしても「最終的にそうなる選択をしたのは自分である」というわけです。
人はうまくいかなかった時、つい何かのせいにしたくなるものですが、アドラー心理学ではこれを否定しています。
むしろ自分で選択することによって、人生はもっと単純になるというのが、アドラー心理学の教えです。
▼まとめ
物事が上手くいかなかった時に責任転嫁したい心理になることは、誰しもあるでしょう。
すべては自分の選択というアドラー心理学の教えは、耳が痛い反面、単純でわかりやすい心理学と言えますね。
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